こんにちは!
ヤマシタ塾の山下です。
以前の記事『塾選び―塾に何を求めますか?』では、「何のために塾に通うのか」という目的意識が大事であるということをお伝えしました。この記事のアクセスが他の記事よりも比較的多いことから、やはり保護者の皆さまは塾選びに関心があり、また苦労されているのかなあと感じます。ということで、今回は別の視点で塾選びについてお伝えしたいと思います。
たぶん、保護者の皆さまの一番のお悩みは「わが子に合った塾はどんな塾だろう?」だと思います。私も折に触れて「塾には合う、合わないがはっきり出る」とお伝えしてきました。ですが「合う、合わない」とは具体的にどういうことなのかがいまいち分からない、という方は多いのではないでしょうか。
当塾の言う「合う、合わない」の判断基準は
―塾の先生の言葉が通じているか―
です。
塾にはそれぞれ指導方針があり、その指導方針のもとにさまざまな指導を行います。そして生徒はその指導に耳を傾け、納得し、実行していくことで成長することができます。ですがそれができていないことがよくあります。できていないというのは言葉は悪いですが、塾の先生の言うことを聞いていない、ということです。その原因は「指導力不足」と「言葉の魅力」、そして「人と人との相性」という点にあると考えています。順に説明していきます。
まず、何をもって指導力不足と言うのかは人それぞれだと思いますが、ここで言う指導力不足とは「うちの塾は〇〇ということを大切にしている」という、その塾の指導方針をしっかり生徒に浸透させられていないというものです。その塾のあらゆる指導の根幹となる部分が生徒に浸透していなければ指導に矛盾やブレが生じます。指導方針なき場所、規準なき場所は無法地帯となり、そこはもはや塾ではなくなり、動物園と化してしまいます。
では、なぜ指導方針を浸透させられないのでしょうか。それは「言葉に魅力がない」からではないでしょうか。私たち塾人は言葉を売るのが仕事ですから、その言葉に魅力がなければ生徒の心は動かせません。同じことを伝えるにも、どんな言葉を使い、どのタイミングで、どう表現するかで伝わり方は変わっていきます。ただ、絶対的な「こう言えば伝わる」というものはありません。言葉の選定やタイミング、表現の仕方はもちろん大切ですし、私たち塾人はその部分について腕を磨いていかなければいけません。でもそれは所詮、小手先のテクニックにしか過ぎません。もっと大事なことがあります。それは、「誰が言うか」です。
同じことを、同じ言葉を使い、同じタイミングで、同じ表現で伝えたとしても、誰が言ったかによって伝わり方はまるで違います。塾という仕事をしているとそういう場面にたくさん遭遇します。これを読んでくださっている保護者の皆さまもそういう場面に遭遇したことは何度もあるのではないでしょうか。言葉の魅力とは、言葉それ自体によるものではなく、「誰が言うか」のような非言語的な部分によるところが大きいということです。その人が今まで生きてきた中からかもしだす雰囲気やにじみ出る人間性が言葉の魅力の源泉であって、言葉の選定やタイミングのような小手先のテクニックはそれにちょっと味を加える程度のものでしかありません。
ただ、ここでも絶対的な「この人が言えば伝わる」というものはありません。その言葉に魅力を感じるかどうかは結局、人によります。その言葉に魅力を感じるかどうかはその言葉を聞いた子の感性や価値観によるので、ある子にはしっかり通じるし、ある子にはまったく通じない、なんてことはよくあります。「宿題をやってきてね」、「遅刻はしないでね」、「家でも勉強するんだよ」と言われているのに宿題を忘れ続けている、遅刻をし続けている、家でも勉強しない、というのは塾の先生の言葉が通じていない最たる例です。
私は体験授業に入る前の初回面談では以下のことを生徒・保護者の皆さまに必ずお伝えしています。
・当塾は、成績を上げたいと本気で思っている子が来る場所です。
・当塾は、塾に来る回数は他塾と比べて多いです。
・その代わり、宿題は出しません。家ではリラックスしてください。
そして体験授業の中でなぜ当塾がこのような指導方針を取っているのかを真剣に伝えていきます。そのうえで、「ヤマシタ塾に入るかどうかは、自分で決めなさい」と伝えて体験授業を終えます。「自分で決めなさい」というのは言い換えれば、「私(山下)の言葉に魅力を感じたか」を聞いています。
魅力を感じるのであれば、私の言葉が通じるということなので成績が上がる可能性は大いにあります。魅力を感じないのであれば、私の言葉が通じないということなので成績が上がる可能性は低いでしょう。
当塾が「ヤマシタ塾に入るかどうかは、自分で決める」という入塾条件を設けているのは、決してめんどくさい子を排除するためではありません。生徒欲しさに営業トークかまして「私では伸ばせないかもしれない」という子からも「お金だけはいただきます」というのをしたくないからです。
こんなことを言っているから問い合わせのハードルがどんどん上がってしまうのですが、どうぞまずはお気軽にお問合せしていただけたら幸いです。当塾には「成績を上げたい」と本気で思っている子がたくさんいますよ。一人でも多くの子にとって、当塾が「合う」塾であることを願っています。(と言っても小さな塾なので受け入れには限界がありますが)
