スマホを取り上げたら勉強時間は増えるのか

こんにちは!

ヤマシタ塾の山下です。

私、食に関してはかなり保守的な性格でして、基本的には同じものを好んで食べ続ける傾向があるんです。それもあって開校から3か月、ほぼお昼は珍来(小金原商店街の)にしか行ってないんですね。でね、先週、珍来が夏休みということでしばらくお休みだったんです。それでまさかの珍来ロスみたいな感じになっている自分がいた、という今日この頃。

さて、今日はスマホを取り上げたら子どもの勉強時間は増えるのか、について書いていこうと思います。結論から言うと、

スマホを取り上げたところで、勉強時間は増えない。

そう考えています。スマホは麻薬だとよく表現されますが、『令和5年度 青少年のインターネット利用環境実態調査 報告書(子ども家庭庁)』を見ると、子どものスマホ利用に関しては、もはやルールを決めたり啓発活動を行ったとしても、その効果はあまりないということが読み取れます。現場の感覚としても、スマホに関しては言葉で言って何とかできるものではないな、と感じています。

先日、今の中学生は友達と連絡を取る手段として、ラインではなくインスタのDMを使っているのは何でか塾生に聞いたら、「インスタだったら友達からの返信を待っている間に見る動画を、アプリを切り替えないで見ることができるから」と教えてもらいました。なるほどと思う一方、こんなところまでスマホは子どもたちの生活を侵食しているのかと驚きました。われわれガラケー世代は友達からの返信を待つ数分、携帯で何かをしよう、なんて発想はありませんでしたからね。あるとしたら好きな子からの返信がいつ来るのか気になりすぎてセンター問い合わせを連打することくらいでしょうか。

スマホは子どもたちの生活の隙間という隙間に入り込み、子どもたちに強い刺激を与え続けている―この状況はまずいですよね。専門家ではないのであくまでも塾講師としての現場の感覚でしかありませんが、スマホを過渡に使っている子は勉強に関しての集中力に欠ける傾向があります。スマホから発せられる刺激的な音や光によって、われわれは長時間スマホを見てしまうわけですが、その状態は集中しているのではなく、集中「させられている」状態です。一方、勉強はそういった刺激的な要素はゼロです。だから意識的に集中する必要があります。勉強の世界に、自らの意思で入り込んでいく感覚とでも言いましょうか。『子どもの生活と学びに関する親子調査 2023(東京大学社会科学研究所・ベネッセ教育総合研究所)』によると、「勉強しようという気持ちがわかない」中学生の割合は63.1%で、その割合は年々高くなっています。これはスマホの長時間利用がひとつ関係しているのではないかと個人的には考えています。

では、スマホを取り上げたら勉強時間は増えるのかですが、改めて答えはノーです。取り上げようものなら子どもたちは顔を真っ赤にして反発するでしょう。取り上げたとしてもいじけるだけで、勉強をするという方向に向かうことはありません。先の子ども家庭庁の調査結果からも分かる通り、もはや保護者が子どものスマホ利用をコントロールすることはほぼできないと考えた方がよいでしょう。そもそも、頭の良い優秀な大人たちが「どうやったら没頭させることができるか」を考えに考えて作りあげたコンテンツです。没頭しない方がおかしいくらいです。私たち大人であっても休日の暇な時間があると、気づいたらスマホを何時間も使っていた、なんてことありますよね。

ではどうするかですが、もう、家から出るしかありません。スマホの利用時間を減らす(スマホを取り上げる)という発想ではなく、勉強する時間を増やすという発想で、塾に行けば良いと私は考えています。子どもたちは保護者の見ていないところでは案外しゃきっとしますし、何より塾ではスマホを使うことができません。勉強あるのみです。塾にはそういう雰囲気があります。(そういう雰囲気のない動物園のような塾もまれにありますが)

勉強量が増えれば、成績が上がる可能性が高くなります。成績が上がれば、子どもたちは皆嬉しい気持ちでいっぱいになります。スマホ以外にも楽しいことがある。スマホとは違った楽しみ方があるということを、成績が上がったという経験を通して知っていく。その中で「こうなりたい!」という目標を見つけることができれば、スマホを過渡に使ってしまうことは自然となくなっていくのではないでしょうか。

何だ営業かよ、と思う方もいるかもしれないですけど、別にそれを否定するつもりはありません。ただ、そうして救える子どもたちがたくさんいると思ったから「勉強は、塾でしっかり。家では、リラックス」という当塾を開校したんです。

勉強の反動で帰ってから夜中までスマホを使ってしまうのでは、という心配もあるかと思います。ですが、充実した日は心地良い疲労感で子どもたちはストンと寝てしまうものです。もし万が一、それでも夜中までスマホを使ってしまって日常生活に支障が出るようなことがあれば、それはもはやスマホ依存であって、医療機関に行くべきです。

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