こんにちは!
ヤマシタ塾の山下です。
公立高校入試まであと一か月というこの時期に何をやるのかは人それぞれだと思うのですが、経験上、この時期に一番効くのはやはり過去問です。
ということで当塾では現在、こんな感じで大トロ、じゃなくて過去問祭を実施中です。
実物は個人情報が入っているのでこれは実物を少し修正したものですが、当塾のここからの一か月は公立高校入試の過去問をどっぷり味わい尽くす大トロ、じゃなくて過去問祭となっております。
※家では過去問の復習と苦手分野の勉強などをやります
生徒によって実施する教科や年数は異なりますが、ざっと11年分やります。2020年までは前期・後期と試験が2回あったので、実質17年分というボリュームです。もちろん、塾によって指導方法は異なります。「こんなにやる必要ないわ!」という塾もあると思いますので、別の塾に通われている受験生は通われている塾の指導を信じて頑張ってください。
(別の塾に通われている受験生は当塾のブログを読んでいないと思われますが)
何を目的として過去問をやるのかについては今現在の学力によって変わるので一概には言えません。なのでここでは、現時点においてすでに合格するための実力があるという子についての目的を書いていきたいと思います。
現時点において合格するための実力がすでにあるという子の過去問の最大の目的、それは
過去問のリズムを体にしみ込ませること
です。もうすでに合格するための実力はあるわけですから、あとはその実力を制限時間内に発揮できるかどうか、すべてはそこにかかっています。
高校入試というのは私立も公立も、毎年同じような問題が、同じような難易度で、同じようような順番で出題されます。要はリズムがあるということです。英語だと図表を使った問題や会話文の問題だったり、理科・社会だと無駄に長い問題文の問題だったり、それぞれの教科で「毎回コレじゃん」というものがあります。
で、これは人によって違うんですけど、毎年受験生を見ていて思うのは、この「毎回コレじゃん」っていう感覚、すなわち過去問のリズムはどの子も10年分くらいやるとガッチリつかんでくれるように思います。要領の良い子だと5年くらいでガッチリつかんでくれます。
過去問のリズムが体にしみ込むと入試問題がとたんに見えるようになるというか、とくに理科と社会において、初めて解く問題なのに「あれ、なんか見たことあるぞコレ。たぶん、こういう問題じゃね?」みたいな感じで、パッと見ただけでまだ問題文も最後まで読んでいないような段階でその問題の全体像がおぼろげながら見えてしまうという自分に出会います。
これが大事。
合格するために必要な実力がすでにある子がなんとしてでも避けたいのが、受験当日にパニックで頭が真っ白になってしまって本来の実力を発揮できないまま終わってしまうことですが、
過去問を2年分とか3年分とかしか解いていない子だと、触れてきた問題のパターンが少な過ぎて、「え…何この問題…見たことない…」というナニコレ珍百景現象にかなり高い確率で遭遇してしまいます。これが引き金となってパニックに陥ってしまい頭が真っ白になってしまう、ということがけっこうあります。
一方、過去問を10年分くらい解いた子だと、その入試で出題されるおおよそのパターンはすべて触れてきているので、問題を見たときに「あぁ~、またキミか。はははは。今日もよろしく」と、受験生版藤岡弘のごとく落ち着いた状態でその問題を解く、もしくは飛ばすという選択をすることができます。
また、過去問を10年分くらい解くと「このくらいの集中力で、このくらいのスピードで解くと、たいていうまくいくよね」ということが分かってくるので、それもまた受験当日のパニックを防ぎ、実力を発揮することにつながります。
ゆえに過去問祭、というわけであります。
今回ここでは、合格するための実力が現時点ですでにある子についての過去問の目的について書きましたが、残り一か月で何をするべきかは人それぞれ違います。これが正解ではありません。過去問祭をやっても受験当日、やはり緊張とパニックで実力が思うように発揮できないこともあるかと思います。なので当塾も生徒の様子を見ながら、「ちょっと消化不良起こしそうだな」と思ったら一旦立ち止まって過去問の復習をしたり、単元別の問題集に戻ったりしていきます。
どちらにせよ、悔いのない一か月にしましょう!
