結局、毎日勉強するしか勝たん

こんにちは!

ヤマシタ塾の山下です。

夏休み期間は怒涛の授業準備のため、新聞もテレビも見なくなるのですが、こんなニュースがあったみたいですね。

小6・中3の学力スコア低下、コロナ禍やスマホ影響か 国の抽出調査 – 日本経済新聞

現場の人間(学校の先生とか塾講師)にとっては「ふーん」とか「まあ、そうだよね」くらいでとくに驚きはしないニュースです。あくまで私の観測範囲で補足をすると、子どもたちの学力全体が下がっているわけではなく、中下位層、とくに下位層の学力が急激に低下しているだけで、上位層ではとくに変化は感じられないというのが現場の感覚です。

データを取っているわけでもないし、いわゆる昔は良かった症候群的なものに陥っているだけなのかもしれませんが、ただ今回の経年変化分析調査が示すように、子どもたちの学力が本当に低下しているとするならば、では現場では具体的にどのようなことが起きているのかと言いますと、

「たった今説明したことを覚えていない、というか、説明されたということすらも記憶にない」

という場面に立ち会うことが多くなった。そんな気がします。「そんなことある?」と思われる保護者の方もいらっしゃると思いますが、嘘じゃないです…。

当塾は入塾テストはありませんが、基礎学力やモチベーション、またご家庭の受験勉強に対する考え方などから、当塾で頑張るには負担が大きすぎると判断した場合にはご入塾をお断りさせていただいているのでそういうのはほとんどありませんが、私が以前勤めていた塾では上位層から下位層まで幅広く在籍していたので、そういう場面によく(というかほぼ毎日)立ち会ってきました。

で、ここでは「やっぱりコロナが~」とか「やっぱりスマホが~」といった「何でそうなってしまった論」を展開したいわけではなくて、言いたいことは、そういう場面に立ち会うたびに「勉強って、忘却との戦いなんだな」ということを痛感すると同時に、この「人はすぐに忘れてしまう」ということに対して我々塾講師はどう抗うのかを考えなければいけないのだ、ということ。

で、それに対する私なりの答えは、もうお察しの良い保護者の方ならお気づきだと思いますが、

「毎日勉強する」

これ以外に抗う手段はないと思っています。エビングハウスの忘却曲線をご存じの保護者の方も多いと思いますが、あれはつまり、「時間が経てば経つほどもう一回覚え直すのに苦労するから、ちょくちょく勉強しようね」ということを言っているわけですよね。

「効率的な勉強法」と検索するとアクティブリコールやらポモドーロテクニックやらスペーシング効果やらデュアルコーチングやらマインドマッピングやら、何の呪文!?みたいなやつがわんさか出てきますが、それ自体は科学的に正しい勉強法なのだろうし、実践してみる価値もあるんだと思いますが、気を付けないといけないのは、

効率的な勉強=短い時間でうまくやること

とか

効率的な勉強→勉強時間減らせる

的な思考を持ってしまうと快速特急こんなはずじゃなかったランド行きになるので気を付けてください。どんなに科学的に正しい勉強法を実践したところで、人は時間が経てば忘れるんですよ。そうなると結局、最も効率的な勉強というのは、逆説的に言えば、毎日勉強することなんですよ。量をこなすことなんですよ。事実、成績の良い子ほど毎日勉強してますしね。たまにいるまじで全然勉強してないのに毎回テストは100点みたいな子もいることはいますけど、それはもうウォーリーを探せのウォーリーくらいになかなか見つからないわけで、ゆめゆめ自分がそんな人間であるなんてことは決して思ってはいけません。

夏休みがそろそろ終わります。来週からは学校が始まります。学校が始まると夏休みみたいに1日10時間とかは勉強できなくなります。ほぼすべての中学3年生が本気を出し始める秋以降は、一日一日の重みが一学期とは違います。そんな受験勉強後半戦をいかにして乗り越えるのかは、次回書きたいと思います。

※「次回書きたいと思います」とか言っておいて忘却していたらすみません

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