勉強やってるのに成績が上がりません―勉強のやり方は人それぞれだけど、間違った勉強のやり方はあるよ

こんにちは!

ヤマシタ塾の山下です。

当塾は常日頃から「まずは勉強量が大事」ということを生徒たちに伝えています。念のため補足させていただくと、大事なのは勉強「量」であって、勉強「時間」ではありません。

成績が上がらない理由のほとんどは単純に勉強していないからなのですが、まれに「勉強やってるのに成績が上がりません」という子がいます。そういう子には以下のような姿がよく見られます。

・一問一答に時間をかけすぎている

・間違えているのにマルをつけている

まず、一問一答に時間をかけすぎているですが、例えば「世界で最も小さい国はどこか」という問題に対して10分以上考え込んでいる、みたいなことです。頑張っているのは分かるのですが、知っているか知らないかという問題に対してそんなに時間をかけても意味はありません。このような問題に対しては、30秒くらい考えて思いつかなければさっさと答えを見て「そうかバチカン市国ね。はい、次行こ」で十分です。このように、「これはじっくり考えるべき問題ではない」という判断の精度を上げていかないと、勉強時間は長いが勉強量は少ないという事態になってしまいます。成績を上げていく子はそこのところの判断が絶妙で、問題、答え、問題、答えというように心地よいテンポでどんどん前に進んでいきます。

この違いはどこで生まれてしまうのか―理由は人それぞれだと思いますが、多くの子に当てはまるものとして「答えを見ることは悪いことだ」という間違った思い込みをしているというものです。「それ、知っているか知らないか問題だから少し考えて分からなかったら答え見ていいだよ」と言うと、多くの子が「えっ、、み、見て、いいん、です、、か?」みたいな顔をするんです。

解答解説のない宿題や、答えの本が回収されている課題が出されることって学校ではよくありますよね。これには授業で解説するから必要ないだとか、答えを丸写しする生徒がいるからだとか、学校特有の事情があるのだと思います。ただ、そんな宿題や課題に学習上の効果はないと思うんですよね。だって、自分が解いた問題が合っているのか間違っているのか分からなければ改善のしようがありませんから。授業で解説すると言っても果たして本当にすべての問題が解説されているのか怪しいですし、答えを丸写しするやる気のない生徒に気を取られるあまりに、自分の解いた問題をすぐにでも確認したいやる気のある生徒が犠牲になっているのも良くありません。

まあ、学校特有の事情があるのだとしても、少なくとも「答えの本を回収するのは〇〇だからです。本当は問題を解いたらすぐに丸つけをするのが良いのですが、こういう理由で答えの本を回収しています」というように丁寧に説明してあげないと、「答えを見ることは悪いことなんだ」と勘違いしてしまう子が出てきてしまうでしょう。または、よくあるご家庭での「ちゃんとやりなさい!」という抽象的な言葉が「ちゃんとやる=答えを見ない」という意識につながっている可能性もあるかもしれません。「ちゃんと」とはどういうことなのか、子どもたちが分かるように説明してあげる必要があるでしょう。

すみません、誰かが悪い、ということを言いたいわけではないんです。学校の先生方や保護者の皆さまも多忙な中、子どもたちのためにいろいろ考えてやっておられることは百も承知です。ですが私も私なりに「もしかしたらそういうこともあるかもしれないし、実際に現状はこうだから、こうした方が良いよね」ということで生徒たちの力になりたいと考えているだけです。

さて、話は戻って、間違っているのにマルをつけていることも「勉強やってるのに成績が上がりません」の大きな要因の一つです。「間違っているのにマルをつけるなんて、そんな小学生でもあるまいし」と思われるかもしれませんが、いやいや、普通に中学3年生でもまともにマルつけができない子がわんさかいますよ。漫画や雑誌やSNSなどのような、好きなところを好きな順番で好きなように読む、という読み方でOKなものとは違って、勉強では一言一句、読み落とさずに読む、という読み方が求められます。それを意識しないと必ず読み落とし、読み間違いが発生します。ゆえに間違っているのにマルをつけてしまうのです。これは丸つけに限らず、「問題文読んでなかった~(反省の色なし)」のようなミスの原因にもなります。

これまでの記事でも、自分に合った勉強のやり方は、勉強の量をこなすことでしか見つけることができないということをお伝えしてきました。だから当塾では基本的にはそこのところは自由にさせているのですが、勉強量が少なくなってしまうような勉強のやり方、「さすがにそっちに行ってはダメ」という勉強のやり方にはものすごく口うるさく指導をしています。

勉強のやり方は人それぞれだけど、間違った勉強のやり方はあるよ、ということです。

間違った勉強のやり方は発見するのも、それを修正するのもものすごく手間と時間がかかります。だからこそ当塾は定員15人程度の超小規模な形でやっているわけです。(他にもいろいろ理由はありますが)

成績を上げたい。努力もしたい。でも、家では勉強できない。そしてきっちりきめ細かく、時には厳しく指導してほしい。そんな子は当塾にぴったりですし、そんな子を当塾はお待ちしています。

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