こんにちは!
ヤマシタ塾の山下です。
年末年始は各ご家庭、これだけは外せないというイベントがあることは世間一般とは感覚がズレまくっているワーキングソルジャーの私でもさすがに想像ができるので、12/31~1/4は授業はなしにしています。
とは言え受験まであとわずか、かつまとまって勉強ができる最後のチャンスであるこの年末年始をどう過ごすのかというのは受験生にとってめちゃめちゃ大事であることは言うまでもありません。一方で、「年末年始くらい休もうぜ」という雰囲気に飲まれずに勉強することができるのは一部のスタディお化けのみだと思われるので、その雰囲気に飲まれそうになった塾生にとっての避難所になればということで、1/1~1/4はふつうに塾を開けます(14:00~)。もちろん、ご家庭のイベントがあればそちらを優先してください。でも、とくに何もないのであれば、受験生は塾に来て勉強した方が良いのは言うまでもありません。
言うまでもありませんとか言っておいて、実際には今週受験生たちにはめちゃめちゃ言いました(それを聞いていた中2達の方が反応が良かったのが少し気になるのですが…)。
言うまでもないというのは受験というものを経験したことのある大人にとってであって、まだ受験というものを経験したことのない中学生に対して「言わなくても分かるよね?」というのは塾講師としてやってはいけません。そういう、大人からしたら「言わなくても分かるよね?」ということを「どうか届いてくれ」と願いながら一年を通して言い続けるのが塾講師の仕事の中で一番しんどいのと同時に一番のやりがいでもあり、それが私が塾講師をやっている理由でもあります。
今年は昨年よりも受験生が多いということもあって出力を上げたことで錯乱状態に陥った私が誰もいない教室で倍倍FIGHTを踊っている姿が防犯カメラに記録されていました。
※嘘です
※良い子は想像しないでね
さて、年末ですね。「来年はこんな年にしたいな」と考えている中学生もいるのではないかと思います。そんな中学生、とくに中学2年生に言いたいのは、
「来年はこんな年にしたいな」という願望を妄想するのではなくて、「来年はこんな年になるだろうな」という現実を想像しよう
ということ。この仕事を何十年とやってきた中で、それなりの数の合格事例と不合格事例を経験してきたことを踏まえて、中学2年生の年末年始を生きるキミたちが今一番やった方が良いことは、「来年はこんな年になるだろうな」という現実をできるだけ解像度高く想像することです。
高校受験における一番の失敗パターンは「もっと勉強やっておけば良かった」なのですが、そういう子には「まさかこんなに勉強しないといけなかったなんて」とか「まさかこんなに時間が必要だったなんて」という「まさか」が確実にあります。この「まさか」の原因は何かというと、それは少し先の未来に対する解像度の低さです。
受験は競争だから、受験は自分のペースに合わせてはくれません。だから受験という世界では「こうなりたい」という願望だけではダメで、その願望とは別に「こうなるだろうな」という現実も同時に見えている子の方が勝率は高くなります。例えば「夏休みに中1・中2の総復習をして、秋からギアを入れて受験勉強!」みたいな子は現実が見えていない典型です。少し想像してみましょう。
まず、2年分の学習内容を1か月で復習できるのか?について定期テストの勉強と比較して想像してみましょう。定期テストの回数は中学校によって違いますが、仮に年間4回の定期テストがあるとします。となると、2年分の勉強というのは定期テスト8回分の量になります。
定期テスト1回分の範囲を学習するのに2週間かかるとして、その2週間の1日あたりの勉強時間を3時間とすると、定期テスト1回分の範囲を学習するためには42時間必要となります。その8回分となると336時間。それを1か月でやろうとすると、1日あたり11時間程度は学習する必要があります。
受験勉強と定期テストの勉強はその方向性や質が違っていたり、得意な教科などはそもそも復習する必要のない単元があったりするので、必ずしもすべての受験生が復習だけで1日に11時間も勉強する必要はないと思いますが、その子の記憶力や要領の良さによってはもっと多くの時間勉強する必要があるかもしれません。
また志望校によっても必要な勉強時間は変わります。ここでは夏休みに中1・中2の復習をするという設定で話をしていますが、難関校を目指すのであればそもそも夏休みに中1・中2の復習なんてやっていたらまず間に合いません。もっと前倒しで勉強する必要があります。
つまり何を・どのくらい勉強する必要があるかは人によるわけですが、だからこそ自分だったらどうなるだろうかと、できるだけ具体的に、解像度高く想像してみることが大事なんです。そうすると自分にとってのスタートラインが見えてくるので、あとはそのスタートラインに立つかどうかは自分の意志次第。実はこの意志というのが一番の壁だったりするのですが、少なくともスタートラインを見落とすことによる「まさか」は防ぐことができます。
この自分にとってのスタートラインを見落とさないこと。そのために、「来年はこんな年にしたいな」という願望だけでなく、「来年はこんな年になるだろうな」という現実を想像してみてください。
