まずは自分のことをきっちりやる

こんにちは!

ヤマシタ塾の山下です。

昨日、髪を切った帰りに立ち寄ったラーメン屋にですね、おそらく模試を受けた帰りであろう中学生たちがいたんですよ。

中学生A「今日のVもぎ、どうだった?」

中学生B「終わったわww」

中学生C「俺も終わったww」

中学生A「俺もww」

中学生A・B・C「…」

中学生B「でもまあ、Vもぎはダメだったけど、それでもやっぱりラーメンはうめーな」

中学生A・C「だな!」

好きです、こういう子たち。

さあ、11月ですね。私立高校入試まで二か月半、公立高校入試まで三か月半となりました。「いよいよ我が子も受験か…大丈夫かな、うちの子…そろそろ冬ね…不安と緊張で体調崩したりしないかな…」とご心配されてる保護者の方もきっといることでしょう。

大丈夫です。世の中学生、とくに男子においては、模試がダメでもラーメンはうまい、まだそんな季節です。先ほどのラーメン屋の中学生たちがマジョリティですので、難関校を目指すわけでもないのであれば、実はこのくらいがちょうど良かったりします。信じて待ちましょう。ここからですよ、中学生がぐん!と伸びるのは。

ただまあ、私は仕事柄こういう光景を毎年のように目にしているので「中学生、とくに男子はこんなもん」というのを知っているのであまり気にはしないのですが、保護者の皆さま、とくにきっちり系ママ(口癖は「早くして!」)はそんな我が子を見て「え…どういうこと…?…意味が…意味が分からない…なぜこんな行動をしているの…なぜ…なぜ…」となってしまうことがよくあるようです。そんな悩めるきっちり系ママたちからの「うちの子、大丈夫でしょうか…?」というお悩みメールをしばしばいただくのですが、この類のご相談に対しては「信じて待ちましょう」というのが塾講師歴13年目の私の中での最適解と言うか何と言うか、とにかくシンプルに本心であるのでいつもそう答えています。

勉強をやるかやらないかは子どもたちの自由なので、大人がそれをどうこうできるものではありませんし、子どもの勉強のことだけでなく、あらゆる場面において相手をコントロールしてやろうなんてことは絶対にあってはなりません。そもそも無理です。

こう言うと「じゃあどうすれば…」と言われてしまいそうですが、それに対しては

自分のことをきっちりやる

これしかないと思います。

私はその日生徒が解くであろう問題はすべて事前にすべて解いていることは前回のブログ『それでもワンオペでやる理由』でお伝えしましたが、その根本にはこの考えがあるからです。

他人を変えることはできませんが、一方で自分を変えることはできるわけで、私にとってその一つが授業準備なんですよね。きっちり授業準備をすると自信とは違うんですけど、「これが今日の最適解だ」という授業ができますし、そういう自分から放たれる「勉強やろうや!!」にはそうでない自分の100倍のパワーがある気がするんです。

まあ、100倍のパワーがあったとしても基本的には他人を変えることはできないので「信じて待ちましょう」ではあるんですけど、とは言えこの仕事はやっぱり他人に変わってもらわないとダメなわけで、そのためには自分のことをきっちりやるしかないのかなと。そういう姿を見た子どもたちが、ある日どこかのタイミングで「自分も変わろうかな」と思えるような、そういう影響力は塾講師として持っておきたいよね、ということで今日もきっちり授業準備をしたいと思います。

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